ICL(眼内コンタクトレンズ)手術- 笹塚ひかり眼科-日帰り白内障手術・ICL

笹塚ひかり眼科

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ICL(眼内コンタクトレンズ)手術

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜を削らずに眼の内部に柔らかい小さなレンズ (眼内レンズ)をインプラントし、近視・乱視などの回復を図る手術方法です。レンズは水晶体と虹彩との間に固定します。水晶体を取り除かずにレンズを設置するという手法のうち、20年以上の歴史がある世界的にも普及している術式です。

ICL(眼内コンタクトレンズ)の特徴

ICL(眼内コンタクトレンズ)は眼の中にあるスペースにレンズを挿入し、透明な水晶体を残したままで、近視・遠視・乱視を矯正するための生体適合性の高い眼内レンズです。
レーシックなどの角膜中央部にレーザーを照射する近視矯正手術では、矯正できる近視の度数に限界があり、度数の強い方や角膜の厚みが薄い方は手術そのものが行えない場合があります。一方、ICL(眼内コンタクトレンズ)は、眼の中にレンズを挿入する治療のため、角膜の厚さや近視の度数と関係なく手術を行うことが可能です。

ICL(眼内コンタクトレンズ)による近視回復の仕組み

ICL(眼内コンタクトレンズ)による近視回復の仕組み

角膜より内側にレンズが入るため、ハードコンタクトレンズのように日常生活の中でずれてしまったり、汚れから曇ったり、装着の異物感などもまったくありません。レーシックなどのレーザー手術と異なりドライアイになりにくく、裸眼と同じように自然で、見え方もコントラストが高いくっきりとクリアな視界を得ることができます。

メリット・デメリットについて

メリット

メガネやコンタクトレンズが煩わしい方へ
職業上メガネの使用が難しい方、「時間がたつとゴロゴロする」「夕方になると充血しがち」等、コンタクトレンズの不快感から解放されたい方に適しています。
裸眼でスポーツを楽しみたい方へ
野球・サッカー等のスポーツや、水泳・サーフィン・スキューバーダイビング等の水中のスポーツをされる方でも裸眼でスポーツを楽しめます。(格闘技は原則不可)
角膜を削るレーシック等に抵抗がある方へ
ICL(眼内コンタクトレンズ)はとても柔らかい素材でできており、3mmの切開創から取り出すことが可能でレンズを抜けば元の状態に戻すことができます。
また角膜にはほとんど処置しないためレーシックに比べ夜間の見え方が低下しにくくドライアイなどの影響がほとんどありません。
強度近視や角膜が薄い方でも適応となるケースがあります。
「術後の合併症などが不安」「術後の見え方が不安」という方にも安心して受けていただけます。
コンタクトレンズによるランニングコストにお悩みの方へ
近視の戻りがないため、一度レンズを入れていただくと長期間にわたりレンズを入れ替えることなく視力を維持することができます。(手術後に近視の進行を予防する効果はありません)

デメリット

  • 費用が高額
  • 軽度の近視や乱視、不正乱視の矯正には適していない
  • 暗所で多少のハロー(※1)、グレア(※2)が生じる
通常の見え方
ハローの症状
グレアの症状
  • 術後しばらく光の輪が見えることがある。(光輪視)
  • 軽格闘技には不向きな場合がある。正には適していない
  • 洗顔、洗髪、アイメイクは数日間制限あり。(感染リスクを避けるため)
  • 極めて稀だが、眼内炎のリスクがある

(※1) ハロー:光が滲んで見える現象 (※2) グレア:光がギラついて眩しく見える現象

IPCLについて

IPCLについて

IPCLは、ICLで未対応だった老眼の矯正のための遠近両用レンズです。
EyeOL社から2014年に発売開始された新しい後房型の有水晶体眼内レンズです。
2017年にヨーロッパにてCEマーク(安全性)を取得。全世界40カ国以上で10万件以上の実績があります。日本では2015年より使用実績があります。

ICLとIPCLの違い

IPCLは「ハイブリット親水性アクリル素材」でできており、加工がしやすく、細かな工作が可能な素材です。そのため、ICLよりも見え方の質が高いとされています。また、眼内でレンズを固定するための特殊な構造になっており、老眼に対応できる多焦点タイプのものもあり、ICLよりサイズの選択肢が多数あります。

メリット・デメリットについて

メリット

幅広い年齢層に適応
白内障などの疾患のない、中・高年層の老眼治療に最適です。
老眼矯正が同時に可能
IPCLは、近視、乱視だけでなく、老眼矯正も同時に可能です。 多焦点IPCL(Presbyopic IPCL V2.0)もあり、遠方・近方両方にピントを合わせることができますので老眼鏡の使用頻度を大幅に減らすことができます。
ハイブリット親水性アクリル素材
レンズ素材はICLと異なり、ハイブリット素材を採用したことにより、タンパク質などの粒子が付着しにくく「エクセレントクリアーサーフェイス」という新しい技術により、レンズの表面構造がスムーズでクリアなため、見え方の質が高いことが証明されています。また、ICLよりサイズの選択肢が多数あります。
合併症リスクが低く、安全性を向上
房水の流水経路を確保するため、レンズのセンター部分に1箇所、光学部周辺に2箇所の「ホール」が設けられています。また、前房と後房の圧力を一定にするため光学部と支持部中間に4つの「ホール」を持ちます。これにより、白内障や緑内障などの合併症のリスク低減に配慮され、安全性を向上させています。
手術後にレンズの摘出が可能
ICLと同様、水晶体を温存したまま行う手術ですので、レンズを摘出すれば元に戻すことが可能です。

デメリット

ICLと比較して挿入実績が少ない
全世界40カ国以上で10万件以上の実績があり、2017年にはヨーロッパにてCEマーク(安全性)を取得しましたが、米国 FDA や日本の厚労省は未承認です。
手術までに時間がかかる
オーダーメイドのため、レンズ発注、到着までに日数がかかります。また、他の矯正手術と比較して高額となります。
ICLと比較して、ハロー・グレアを感じやすい
術後、視力が安定してくると殆どの患者さまは解消される、若しくは慣れて気にならなくなります。

適応

適応年齢

原則21歳~45歳

適応度数

遠視・近視用レンズ:球面レンズ度数
  • ICL
    -3.0D ~ -18.0D(0.5D単位)
  • IPCL
    +0.5D ~ +6.0D +18.5 ~ -30.0D まで矯正可
  • 屈折矯正量 +0.5 ~ -30.0D(0.5D単位)
遠視用レンズ:円柱レンズ度数
  • ICL
    +1.0D ~ +4.5D
  • IPCL
    +5.0D ~ +10.0D まで矯正可
  • 屈折矯正量 +1.0D ~ +10.0D
多焦点レンズ:加入度数
  • ICL IPCL
    スタンダード:+1.5D ~ +3.5D (0.5D単位)
  • IPCL
    カスタム:+1.0D、+4.0D

手術方法

ICL手術はライセンス制で、厚生労働省が唯一認可しているレンズを扱うSTAAR Surgical社が付与する認定資格を保有する医師でなければ、対応することができません。
当院では、ICLインストラクター(指導医)である理事長が執刀いたします。
これまでの手術実績も多数ございますので安心して手術をお任せいただけます。

執刀医(理事長)のご紹介

  • 1

    目薬で瞳孔を広げ、点眼麻酔を行います。角膜の縁を幅3mm弱切開します。

    目薬で瞳孔を広げ、点眼麻酔を行います。角膜の縁を幅3mm弱切開します。
  • 2

    切開した部分から折丸めた眼内レンズを目の中に挿入します。

    切開した部分から折丸めた眼内レンズを目の中に挿入します。
  • 3

    レンズを虹彩と水晶体の間に固定します。

    レンズを虹彩と水晶体の間に固定します。
  • 4

    瞳孔を収縮させて手術は終了です。

    レンズを虹彩と水晶体の間に固定します。
  • 5

    院内でしばらくお休みいただいた後、目の状態を確認の上、問題がなければお帰りいただきます。

手術前後の流れ

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初診:一般診療

目に病気がないかなどを検査します。
検査・診察で目に問題がなければ、術前検査の予約を取っていただきます。
コンタクトレンズを装用されている方は、正確な目のデータをとるため、次回術前検査までの以下期間レンズの装用を中止していただきます。

  • ソフトレンズ:1週間
  • 乱視用ソフトレンズ:2週間
  • ハードレンズ:1ヶ月間

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術前検査(予約制)

ICL手術の適応有無と眼内レンズの度数・サイズを調べるために必要な眼の検査および診察を行います。レンズの種類はICLの他、IPCLも取り扱いしております。 患者様の眼の状態やご希望によりレンズの種類を決定いたします。
(度数、サイズによっては発注後の製造になるため、レンズの納品に数週間から数ヶ月かかることもあります)
手術決定後は医師および看護師より、手術方法や手術前後の予定・注意事項等の説明および問診があります。

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手術当日検査

事前に指定された時間に来院していただきます。手術のオリエンテーション(※)を行い、散瞳薬を点眼します。
※手術当日の手術前点眼・手術前後の注意事項などについて

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手術

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術後診察・会計

手術後はしばらく安静の後に診察します。お会計が済み次第すぐに帰宅いただけます。
手術後は、普段通りに生活していただけますが、約一週間の生活制限や術後点眼、定期検診の必要があります。

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手術翌日診察

検査・診察を行います。手術後の点眼方法について説明を行います。

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定期検診

翌日・1週間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年のサイクルで検診を受けていただきます。
それ以降は眼の状態により6ヶ月~1年毎の検診が必要となります。

費用

手術にかかる費用(税別)
適応検査費用 5,000円(税込5,500円)
手術費用 片眼 298,000円
(税込327,800円)
乱視用 +50,000円
(税込 55,000円)

保証期間6ヶ月

注意点

手術後も定期的に診察が必要となります。
※目の状態によってはレンズの入れ替え(サイズ、度数など)や抜去が必要になることがあります。
予約制の診察であっても、当日の診療状況によってお待たせする時間が長くなる場合がございます。予めご了承ください。
手術前後の診察時には、基本的に瞳を広げて(散瞳)診察を行います。
散瞳状態では視野が狭くなり、遠近感が取りづらくなります。また、手術後もしばらく見え方が安定しない場合があります。
このような状態でのお車の運転は非常に危険ですので、お車での来院はお控えください。
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